ノウハウがないと動けず、動けば怪我をする

手法はシンプルが最も好まれます。
能書きを書いても書かなくても結果は上か下かしかないのです。

相場は人の欲望と恐怖が織り成しているものです。
この点でいえばいつの時代も同じかもしれません。

昨日のサポートメールでもお伝え致しましたが、シンプルな売買手法の一つにレンジブレイクがあり、その応用も様々ですね。
ちなみにこれらのうち、特筆すべきは本日も昨日と全く同じ手法が通用したことです。この傾向は特に連日にわたっています。

私はこれをブレイク・コンティニュエーション(以下、BC)と呼んでいますが、基本的にどの時間軸でも有効で簡単にできる方法です。
BCのメリットはチャートを見ているだけでエントリシグナルを簡単に探し出すことができる点にあります。
更にストップロスや利益目標設定は、マーケットの価格変動から簡単に計算することができます。

BCは4つの過程から成り立っています。
① マーケットのトレンドが上昇方向か下落方向かを確認。
② BCパターン出現待機。
③ ハイ若しくはローをブレイクしたときにそのトレンドの方向に順張りでエントリ。
④ ストップ・ロスと利益目標を設定。

ここで、継続するトレンドの確認には、各種マニュアル内の指標シグナルや移動平均線などで判断します。

裁量トレードにしろ、システムトレードにしろ、

重要なのは

「これ」という自分のスタイル・ノウハウを確立することですね。

どうか、怪我をしないための戦略戦術の確立とリスク管理を抜かりなく。

証券会社編 ひまわり証券

よくユーザーの方から「どこの証券会社が最もおすすめですか?」というご質問を受けます。
多くの方が株やFXからの転向者のようですが、結論としてはトレードスタイルや資金力により異なりますので一概に言えない部分もありますが、ポイントを整理しいくつかの証券会社を紹介していきたいと思います。

最近では一般的に株取引で有名なネットトレード証券(松井、イートレや楽天など)でもその機能が充実してきておりますが、やはり日経225をやるならデリバティブ専門の証券会社がベストだと思います。

代表的なのがひまわり証券です。

因みにこの証券会社の発注システムは、
「HITs証券デリバティブ」CFD取引「パワートレーダー」と呼ばれ、
前者には業界初といわれる日経225とTOPIXのサヤ取り専用機能「NT注文」、「クイックトレード」が追加されています。
まず、基本的にデイトレなら板情報をクリックするだけで注文できる機能があることが大前提です。この機能はデリバティブ専門の「ひまわり証券」、「ファンドネット証券」、「タイコム証券」などで当然のように採用されており、昨年来徐々に利便性も高くなり他証券会社にも普及しているようです。以前ひまわりは完全なる板発注ではなかったのですが、最近はより早い発注スピードを可能にする「クイックトレード」画面が追加されています。日々の進化は著しいものです。

チャート閲覧ソフトはCSK社のマーケットビューワーがひまわりにも提供されています。

あとは証拠金、ポジション枚数により各人異なるでしょう。
手数料は若干他の追随する証券に比べ依然として高めですが(笑)、特に大量の枚数を建てる方は、手数料上限(¥52,500)がある「ひまわり証券」がいいでしょう。
翌営業日に前営業日取引分において超過があればその分調整金としてキャッシュバックされます。

[手数料上限について]
例えば、5枚の日計り取引を9回行ったとすると本来手数料は、
¥1,890×5枚×9回=85,050ですが、上限の¥52,500を超えているので、
差額¥32,550が戻ってきます。
この場合は最近の安い証券で多い1,050円/枚とあまり変わらないのでメリットは薄いですが、もっと回数が多ければメリットは増すでしょう。
これで他の証券のようにせめて¥1,000/枚クラスになると最強だと思うんですが、いまだに基本料金が2,000円近いのが玉にキズであります。

他にひまわり証券のオンリーワン、証券CFD取引であれば、シカゴ(CME)日経225、シンガポール(SGX)日経225をはじめ他市場の株価指数先物を取り扱っているのも特筆すべき点です。

注文執行スピードは、取引所取引と同様なため、「パワートーダー」を見ながらHITsで大証日経225を取引できるなど一昔のプロの環境が整いつつあります。現状、海外ブローカーを通さずシカゴ、シンガポール、大証をつなぎながら日本で手軽に日経225を取引できるのはこの「ひまわり」だけです。

あとは対当が確認できるディーラー端末が個人にまで普及することですが、これはいつになることやら。

サイドblog開設

世の中のほとんどがコンピュータ化された現在、シンプルなものは見逃されがちです。これはトレード手法にも言えることであり、シンプルな手法の多くが実は時の試練に最もよく耐え得るものです。

相場の流れは主にコンティニュエーションパターンとリバ-サルパターンの2つに集約されます。

それぞれに対して有効な手段は何でしょうか。

この度多くの皆様からのご支援とご要望を受けまして補完サイドBlogを開設しました。

ユーザーの方々の一助になれば幸いです。

今はデリバティブの時代

某証券の友人と話していると彼はこう言います。

「相場を張るなら、個別銘柄より絶対先物の方がいい。信用リスクはないし、何よりも分析方法がシンプルだよね。」

その通りです。ただ、これは短期投資を前提にした話で全ての投資を先物取引だけで行った方がいいというわけではありません。

しかし、投資力戦略を身につけることは必須であり、何よりも先物取引に接することで必要な相場観・売買戦略・リスク管理という概念を身に着けることができるメリットは大きいですね。

相場は常に上昇しているわけではありません。長期間にわたって下落相場を強いられることもあります。そんなときに現物株投資では上がり始めるのを待つしかないわけですが、先物取引では下落相場に投資できます。

相場が上がると思えばもちろん「買い」注文から、相場が下落すると思えば「売り」注文からスタートできます。

デリバティブ筆頭の先物取引の魅力はこの上昇・下落いずれのケースでも利益追求ができるということと、レバレッジ効果といってよいでしょう。

投資効率がいい反面、この先物取引に参加する場合、投資家はそれなりの知識習得が求められます。

まず考えなければならないのはリスク管理。リスク管理を怠って先物相場に参加することは絶対に避けなければなりません。

最小限の証拠金50万円の資金だったとしても、わずか1日にして10万円以上の利益を出すことは容易ですが、裏を返せば10万円の損失が同じ感覚で発生するわけですから。

売買手法・リスク管理手法をしっかり身につけた上で先物取引を楽しみたいものです。