GWと新型インフルエンザとネットトレード

週末から連日新型インフルエンザのニュースが報道されています。
この豚インフルエンザですが、WHOが日本時間今朝未明、人から人への限定的な感染を示す現在の「フェイズ3」から、更に状況が悪化し新型インフルエンザが発生し局地的な感染が見られる「フェイズ4」に引き上げることを決定。
これを受け、厚生省は「新型インフルエンザ」と認定、日本政府は発生国、感染国からの旅客機・客船の入港を成田など4空港と3港に限定する方針を示しています。
発生地はメキシコということもありEUは隣接する米国などへも異例の渡航中止勧告がだされていますが、欧州では既にスペインで感染者が確認されたと報道されています。

日本も決して他人事ではなくGW中であるということもあり、更に「新型インフルエンザ」となればいわゆるパンデミック(pandemic)になる可能性もあり非常に心配ですね。

インフルエンザが流行ると決まって同意づくのがダイワボウ(3107)。
昨日はストップ高していました。
マスクをしたり外出を控えるというレベルでは済むはずがありませんので、政府の水際防止策の徹底を望むしかありません。

外出が控えられるといいますと、GW中は例年、ネット取引が急増するようです。
それは日中お勤めで普段トレードしない方が一斉にトレードをするからですね。
2005年頃からの傾向らしく、日経225先物にも何度かの動きに思い当たるふしがあります。
確かに盆休みなどもよく薄商いの中、特異な動きを見せることがありますね。
某ネット証券会社の調べでは昨年4/28が年間で最も出来高が高かったそうです。
まさにGW真っ最中ですね。
個人投資家中心のネットトレード証券会社だからでしょうが、興味深いデータです。
今年は米国の金融システム不安が依然払拭されていないこともあり、ストレステストの結果待ち状態、更に米自動車ビッグ3の問題が未解決で様子見姿勢の公算が高く、あまり動意づくことは期待できませんが、そういったイレギュラーな値動きには要注意です。
ただ、そもそも不安材料が盛り沢山の今、無理してトレードする必要は全くないでしょう。
短期用の戦略で動きを追うのはいいですが、イグジットの設定は細かく設定しあまり深入りしない方がいいと思います。今のタイミングではアービトラージ以外は1日、2日でも持ち越し型のシステムはリスクが大きくなります。
情勢が不透明なときはやらないに限ります。相場はいつでも開いています。やはり休むも相場ですね。