ストップロス

ストップロスは正確に実行することが必要。

これを確実に行うことにより、パニックに陥り合理的な判断ができなくなることを防ぐことができるからです。

ストップロスという言葉は既にかなり浸透してきておりますが、実際その意味を正確に認識し実践している人は少ないのかも知れません。

これは損失回避の手仕舞い局面にも、また新規エントリのタイミングにも言えることです。

ストップロスは損失回避場面においては、
「○ティックほど不利な方向へ相場が動いたら損切りする」ということをポジションを持つ前に決めておきます。

これと同様にエントリの場合にも逆指値という形で
「いくらになったら買う」ということを予め決めておくことです。

このヴィジョンが明確でなく行きあたりばったりで裁量取引をすると大抵往復ピンタを食らいます。

裁量取引はあたかもシステムトレードの如く粛々と行います。

では、ストップロスをどのように置けばいいのか。
チャートその他の事象から、一定のレベルを超えてトレンドが転換する地点をきちんと認識した上、そこに逆指値を設定します。因みに個人的な経験でいえば、ストップロスを置くことでそれを超えて相場が逆行した場合、倍返し狙いのドテンをすると成功することが多いのです。

個人投資家が効率的に行える基本的なトレード方法というのはスキャルピングは別として、トレンドに乗ったポジションをとることです。

どこまで利を大きく伸ばすのか。どこまでで損を限定するのか。

利大損小を実現させるための判断方法。その原点は同じですね。

ストップロスの設定。

チャートを読むこと。

それらは市場センチメントを読むことです。
そうすれば自ずと答えが見えてきます。
相場が自分の思った方向と逆行した場合、無意味に叫んで机を叩くのではなく、一歩下がってチャートを見てみると答えが見つかり無駄なトレードが減るかもしれません。

心に余裕を持ったトレード。
この余裕がないうちはトレードをしてはいけません。

三空で始まった今日の日経平均は高値維持して引けています。 もうはまだなりとよくいいますが、抜けそうで抜けないもち合い相場が続いていますね。丁度トレンドラインの上部に接近中です。このまま逆張り派の戻り売りに押されてしまうのか、一気に踏み上げて新トレンド形成といくのか注目です。