歳暮のご挨拶 2020年

今年は良い意味、悪い意味でもいずれにおいても歴史に残る一年でした。
年初から新型コロナウィルスの脅威にさらされ、3月19日には16,550円まで値を下げた一方で、大納会前日の12月29日には30年4ヶ月ぶりのバブル後最高値を更新し、27,570円をつけ、その値幅は11,020円にも及びました。
特に米FRB、とりわけパウエルFRB議長の果断速攻ともいえる空前の金融緩和決定から空前のマネー流入を招来。
さらにファイザー社をはじめとするワクチン開発や米大統領選の一応の決着を以って、11月にはリスクオンが加速。単月だけで4千円近くも上昇しています。

実体経済としてはリーマンショックを上回るほどの恐慌も懸念されましたが、株価は過剰流動性相場により、コロナ後を先取りし、大きく反動した形です。
年足ベースでは昨年に続き大きく陽線引けとなりました。
上値が重かった昨年に比べ、コロナ危機により波乱に満ちた相場でした。

来年は米国では再び共和党米大統領から民主党大統領に変わります。
就任式に向けての地政学的リスクや過剰なマネー流入の反動をどう投資家がリスクテイクしていくか、更なるボラティリティの高まりも期待でき楽しみでもあります。

一方で、過剰流動性相場においてはこれまで以上に相場を実際に動かしている投資家の動向や、適時センチメントに最適化できるシステムが一層不可欠となってくるといえるでしょう。
今後も一層の充実を図るべく鋭意努めて参る所存です。

いざ大きなチャンスがめぐってきたときに正しい行動さえ取れるかが勝ち組になる鍵となります。
何事にも機というものがあり、今年はまさにその大いなる果実を収穫できた年といえますが、来年も更なる好機が予想されます。

本年中は格別のご高配を賜りまして厚く御礼申し上げます。
一層のご愛顧を賜り深く感謝申し上げます。

良い御年をお迎え下さい。
末筆ながら来年も相変わらずのご愛顧を賜りたく、謹んで歳末のご挨拶を申し上げます。