NYの市場が連騰が続いています。ダウなどは今月に入って9/7を除いて全て上昇。
昨日の中国経済指標でも何でも素直に好感できる地合いだからこそ。
為替は83円台に入り円高が止まる気配がないため、ドル安メリットの恩恵があるにしろ、米国はあらゆる手段で強気相場誘導に積極的。ここが日本と米国の違いですね。
円高を止めるには巨額のマネーを市場に供給して円の価値を下げるしかありませんが、その介入も先日のオペ拡大も中途半端な額でマーケットの失望を買っています。
円安誘導には日銀と政府から強いメッセージを発信しつつ、欧米各国との根回しが不可欠ですが、現政権の対応はじれったいものがあり心もとないですね。ドル安独壇場を見ていることだけしかできない政府の対応を見ていると、これから先もあまり期待できないのが悲しいところです。
本日は民主党代表選の投開票があります。
本来こんなときに平然と政治的空白を作る民主党にこの国の未来を託すことができるかは疑問ですが、それも本日で一応の決着を見ることになります。
日本も強気相場に誘導できるリーダーの登場が待たれるところですが、どちらになっても違和感は拭えません。
これが正直なところで、短期的な動きはあるでしょうが、外資はしっかり見ています。
菅首相続投で円高株安、小沢首相誕生で円安株高の構図が国内では大方の見方かもしれませんが、それも短期的でなもので終わってしまっては意味がありません。
この数日の動きは米国連動とはいえますが、小沢氏が以前テレビ番組で「円高介入」発言をしていたことから、代表選を見越した需給の先食いだとしたら某外資証券が指摘するように、要警戒です。ただそれを利用した短期的な運用という観点からすれば大きなチャンスかもしれませんね。
投開票は14:00スタート、15:30に当選者が確定する見込みです。