中間期末 引け後に為替介入実績

今日は中間期末です。明日からいよいよ下半期です。
先月の猛暑からは想像できないほど、一転して肌寒く感じるほどです。季節の変わり目ですのでお身体くれぐれもご自愛下さい。
昨日はTOPIX寄与度が高い任天堂の業績下方修正がありました。さらに11月頃発売予定だった3DSが来年2月に発売延期なったことにより事前の思惑筋の買いから一転失望売りに変わっています。
TOPIXへのインパクトは十分でしたので裁定戦略ではある意味チャンスといえるかもしれませんね。
政治経済では尖閣諸島沖の漁船衝突事件から一気に日中関係が緊張しています。
船長の釈放の是非はともかく、起きてしまったことをとやかく言っても始まりません。
多方面にその影響が出始めていましたが、ここにきて沈静化しつつあります。
これが水面下での交渉の成果なのかは分かりませんが、逆境をこそチャンスに変えてほしいものです。
ここは威信にかけて急転直下、解決することを期待するところです。

今月は代表選で菅総理続投が決まったことや、為替介入によって為替や株価が大きく動き、利益拡大のチャンスも多々ありましたが、トレンドは変わっていません。
再度介入以前の水準まで円高が進行していますので追加の為替介入や金融緩和がいつあっても安心なポジションにしておく必要があると思います。
値幅がでないレンジ相場ではVR決済などの決済アルゴリズムの活用による利食いが有効な相場といえます。
配当落ちは27日であったことから強引に買い方が動くとは期待できませんが、今日の引け以降に為替の介入実績が発表される予定です。
事前観測があれば後場に思惑筋が動いたり、発表後の内容次第では夕場(イブニング・セッション)以降に動きがあるかもしれません。
値幅のあるトレードも期待できるかもしれませんが、上放れはあまり望めない状況ですので、もしあった場合はいくつかの途中決済ルールで欲張らずほどほどで利食いするのが得策といえるでしょう。

民主党代表選

NYの市場が連騰が続いています。ダウなどは今月に入って9/7を除いて全て上昇。
昨日の中国経済指標でも何でも素直に好感できる地合いだからこそ。
為替は83円台に入り円高が止まる気配がないため、ドル安メリットの恩恵があるにしろ、米国はあらゆる手段で強気相場誘導に積極的。ここが日本と米国の違いですね。
円高を止めるには巨額のマネーを市場に供給して円の価値を下げるしかありませんが、その介入も先日のオペ拡大も中途半端な額でマーケットの失望を買っています。
円安誘導には日銀と政府から強いメッセージを発信しつつ、欧米各国との根回しが不可欠ですが、現政権の対応はじれったいものがあり心もとないですね。ドル安独壇場を見ていることだけしかできない政府の対応を見ていると、これから先もあまり期待できないのが悲しいところです。

本日は民主党代表選の投開票があります。
本来こんなときに平然と政治的空白を作る民主党にこの国の未来を託すことができるかは疑問ですが、それも本日で一応の決着を見ることになります。
日本も強気相場に誘導できるリーダーの登場が待たれるところですが、どちらになっても違和感は拭えません。
これが正直なところで、短期的な動きはあるでしょうが、外資はしっかり見ています。
菅首相続投で円高株安、小沢首相誕生で円安株高の構図が国内では大方の見方かもしれませんが、それも短期的でなもので終わってしまっては意味がありません。
この数日の動きは米国連動とはいえますが、小沢氏が以前テレビ番組で「円高介入」発言をしていたことから、代表選を見越した需給の先食いだとしたら某外資証券が指摘するように、要警戒です。ただそれを利用した短期的な運用という観点からすれば大きなチャンスかもしれませんね。

投開票は14:00スタート、15:30に当選者が確定する見込みです。