昨日のFOMCの結果は政策金利のFF金利の誘導目標を「0~0.25%で据え置く」と決定。
これを受けて為替はややドル高円安に振れ、米国株式市場も反発していますが、上昇幅は限定的で反応は今ひとつといったところ。
オバマ大統領の一般教書演説後のグローベックス(シカゴの電子取引システムGLOBEX)などの指数の反応を待ってからという声が多いです。
日米ともに主要企業の決算発表が本格化しますし、イベントも目白押しです。
新築住宅件数など他の経済指標は芳しくなく、先行きは依然不透明さを増しています。
こんなとき、米国はかつて大統領の演説や数々の政府要人の言葉が独り歩きし相場を牽引してきたことがあります。
一つ良いニュースとしてはバーナンキ議長が再選でしょうか。
また、日本時間の午前11時頃にオバマ大統領による一般教書演説があります。
この発言内容によって相場が大きく動く可能性がありますので警戒が必要です。
先日のオバマショック以来、米政府による新たな「金融規制案」がこの数日で意識されており、本日夜(日本時間午前11時頃)のオバマ大統領の一般教書演説を見極めたいとするムードが漂っています。
一方ですでに金融引き締め観測で警戒されていた中国ですが、さらに今朝のニュースにもありますように「不動産融資抑制へ指導強化を表明」しておりバブル抑止姿勢がより鮮明になっています。
当面予断を許さない状況ですが、この手のイベントドリブン戦略に振り回されないように、乗るとしても短期での見極めが肝要です。