東証が6/16からTOPIX(東証株価指数)先物取引のミニ取引をスタート。
新たに開始するのはTOPIX先物取引、東証REIT指数先物取引、そしてTOPIX CORE30先物取引のミニ取引。
大証が一昨年より始めた日経225先物ミニのトピックス版といえます。
日経225ミニと同じく現在あるラージサイズのTOPIX先物をダウンサイジングしたもので証拠金、取引単位が10分の1となるものです。
TOPIXミニ先物の呼値は0.25ポイントで1ティック1枚で250円、証拠金はSPANにより数万程度となる見込み。
取引時間は9:00~11:00、12:30~15:10と現状のラージと同じですが、日経225のような夕場は当面はないようです(※平成20年6月よりイブニングセッションが導入される予定)。
取引限月はミニTOPIX先物が3限月の取引期間9ヶ月であり、ラージの5限月、期間1年3ヶ月とやや異なります。
TOPIX先物はこれまで大手機関投資家を中心に取引されていたものの個人投資家には取扱証券会社も少なく(※現在はひまわり証券やカブドットコム証券など)、あまり普及しておらず敷居も高かったのですが、ミニの登場により大証の日経225同様、個人投資家も取引しやすくなります。
特に今まで個人では困難だった225とTOPIXの裁定取引(アービトラージ)やNTスプレッドを利用した取引も端数をミニであわせることができるため利便性が一層高まりそうですね。
現在これらを組み込んだシステムも構築検証中です。
すでに現行版でもTOPIXを利用した手法を組み込んでおりご好評をいただいておりますが、今回のミニトピックス登場によってより利用の幅が広がりそうですね。